教育の質保証のしくみづくりに本気で取り組んだ結果
以前は単発のFD研修会もお受けしていましたが、
単発でお話をさせていただくだけの研修会を行っても、
実際の動きに繋がることは少ないため、
現在は教学マネジメントのしくみづくり支援として、
2~3年かけた総合的な支援を中心に行わせていただいています。
教育の質保証のための
2つの研修
研修内容は学校の状況に合わせて調整しますが、どの学校でも概ね必要になる基本的な
研修プログラムとして、次のような雛型がございます。
座学型研修
学内で教育の質保証の議論を進めるためには、ある程度、前提知識が共有されていなければ、議論がかみ合わず、建設的な議論を積み重ねることができません。座学型研修では、主に、学校をよくするために組織全体がチームとして動くために必要になる前提知識の共有を行います。
タイトル | ねらい | 講座 |
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戦略的に「教育の質保証」に取組むとは?-IRの出てきた文脈を考えると見えてくる | 組織全体として中期計画実現に向けて取り組み、その達成状況を共有していくためにはどのようにしていくとよいか。その考え方のフレームワークをご提供するための座学研修です。 | 学校を良くする流れを作るためにはどのように取り組みを進めていくとよいか。中期計画を立て、戦略的に取り組んでいくためのヒントを、近年言われてきた「IR」、「教育の質保証」というキーワードを確認することを通じて整理します。 |
いま求められる「卒業時の質保証」-カリキュラムマネジメント体制の確立に向けて | 学科がチームとしてカリキュラムを運営し、科目間の連携性を高めていくための考え方や、DPと科目の関係を整理する工夫など、カリキュラムマネジメント体制を確立するために必要となる考え方のフレームワークをご提供するための座学研修会です。 | 「卒業時の質保証」とは何が求められていることで、「3つの方針の一体的策定」が何故いま改めて強調されるのか。政策の背景を整理するとともに、カリキュラムマネジメントに関する最新の取組構想をご報告することで、自校で取組を進めるためのヒントをお伝えします。 |
教育の質保証とは-学修支援環境の整備に向けて | 教育の質保証に関する前提知識を歴史を追いながら順に整理することで、内部質保証、外部質保証、これらを推進する必要性、そして推進するための予算措置の状況まで、高等教育初心者に学校を取り巻く環境に関する前提知識を、その背景を含めて速習していただくための座学研修です。 | なぜ、「教育の質保証」への取り組みが必要といわれるのか、学内にあふれかえる「3つのポリシーの一体的策定」「単位の実質化」「成績評価の厳格化」「シラバスの授業計画化」「授業アンケートの結果活用」「オフィスアワーの設定」などのキーワードが出てきた背景を整理し、整合性のとれた1つのシステムとして確認します。 |
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タイトル戦略的に「教育の質保証」に取組むとは?
-IRの出てきた文脈を考えると見えてくるねらい組織全体として中期計画実現に向けて取り組み、その達成状況を共有していくためにはどのようにしていくとよいか。その考え方のフレームワークをご提供するための座学研修です。
講座学校を良くする流れを作るためにはどのように取り組みを進めていくとよいか。中期計画を立て、戦略的に取り組んでいくためのヒントを、近年言われてきた「IR」、「教育の質保証」というキーワドを確認することを通じて整理します。
ワークショップ型研修
座学研修だけでは、具体的な行動変容に繋がらず、「いい話を聞けました」で終わることが多いため、最近はできるだけワークショップとセットにして、プログラムをご提供しています。特にワークショップは学内の状況に合わせた調整を行う必要があります。参考プログラムとしてご参照ください。
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タイトル来年度の重点目標策定ワークショップ -大学の目標を達成するためにできること
ねらい理事長や学長など執行部の方が指示したから取り組みを進めるのではなく、課長クラスの方が学校の目標を理解し、その目標達成のために自分たちが何に取り組むべきなのかを考え、執行部の方々に報告をし、その了承を受けて、自部署のメンバーに指示を出す。ミドルアップダウン型の組織運営スタイルを体験的に学び、トップダウン型の組織からミドルアップダウン型の組織への転換を目指すワークショップ型の研修会です。
テーマ ねらい 来年度の重点目標策定ワークショップ
-大学の目標を達成するためにできること理事長や学長など執行部の方が指示したから取り組みを進めるのではなく、課長クラスの方が学校の目標を理解し、その目標達成のために自分たちが何に取り組むべきなのかを考え、執行部の方々に報告をし、その了承を受けて、自部署のメンバーに指示を出す。ミドルアップダウン型の組織運営スタイルを体験的に学び、トップダウン型の組織からミドルアップダウン型の組織への転換を目指すワークショップ型の研修会です。 学科の打ち出すべき強み検討ワークショップ
-うちの学科に来るのはどんな人?どんな学生を受け入れ、どんな力を身に着けてもらい、卒業後どうなってもらうことを目指しているのか。各学科で実現しようとしている教育構想を同一学科の教員間(+職員)で確認しあい、建学の精神、自校の強み弱み、競合校の状況、市場規模などからその妥当性を点検します。これらを、高校生に伝えたいメッセージを整理するプロセスを通じて実施することで、シンプルに分かり易く学科の教育構想を整理し、学内の認識共有を図ります。 カリキュラム・マップ点検ワークショップ
-見るとワクワクするカリキュラム・マップづくりカリキュラム・マップをきちんと作ると、高校生が見てワクワクし、在学生が見て学びの道しるべとなり、教員が見て教育構想の点検となる共通のツールとなります。各学科の中心となる教員に集まっていただき、既にあるカリキュラム・マップの点検を行っていただくプロセスを通じて、ディプロマポリシーをより多くの学生に達成してもらうための作戦を確認し、科目間の連携性を高め、見ると教育構想の伝わってくるワクワクするカリキュラム・マップへブラッシュアップを行います。ホームページに掲載している3つのポリシーの変更をせず、文科省への届け出の不要な範囲という前提を置いても、やれることはたくさんあります。
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高等教育関係者であれば、気軽に座学型研修の内容をご確認いただける場として、
「教育の質保証実践セミナー」を開催しています。
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