「教育の質保証システム」
づくりに取り組む理由
学校の中核である「人材育成の構想」を点検したうえで、カリキュラムの充実に取り組むと、結果として、募集が改善し、中退が減少し、就職が改善します。
弊社の支援は、募集改善、中退予防、就職改善など、個別のテーマを部分的に改善するものではありません。
弊社の支援は、これまで高等教育機関においてはなかなか踏み込めなかった「人材育成の構想の再整備」を中心課題に据えます。「人材育成構想の再整備」を中心に据えると、学校の中にある様々な課題が系統化され、総合的に取り組むための戦略が見えてきます。戦略が見えれば学校全体が一つのチームとして動く土壌が整います。あとは、段階的に戦略を実行することで、募集が改善し、中退が減少し、就職が改善していきます。
学校の中核である「人材育成の構想」が教職員に共有され、その価値あることが確信された時、好循環が回り始めます。
必要な期間は約3年。3年で学内人材を育成し、PDCAサイクルを定着させ、結果を出し続けられるミドルアップダウン型の組織構造へ転換することをお手伝いします。
「教育の質保証のしくみづくり」
の基本的な支援構造
「人材育成構想の点検」に合わせて、必要に応じて3つのポリシーが社会ニーズにマッチしているかを評価し、「学校の役割」を再確認した上で、学内にある個別課題に総合的に取り組んでいきます。
学内の取り組みはつながっている
学内にある問題は、それぞれが密接に関連しており、各取組にバラバラに取り組んでも効果が出ません。「総合的かつ戦略的に取り組む」と効果が出るのは次のような密接な関係が各施策の間にあるからと考えています。
マッチング度セルフチェック
1.学内で様々な取り組みが行われているが、各取り組みが連携されておらずバラバラに取り組まれているため、成果に繋がっていない。
2.中期計画が存在しない、または、存在しても形骸化しており、どうやれば組織の皆が共感し、やりがいを持って取り組める中期計画を作れるか具体的にイメージが湧かない。
3.中期計画は存在しているが、PDCAサイクルは回せておらず、どのように取り組むとうまくPDCAサイクルが回るのかイメージが湧かない。
4.ディプロマポリシーと各科目の関係性を一応は整理しているが、何を以て、整合性が取れていると言っていいのか正直よくわからない。
5.学科がチームとして学生を育て上げられるようカリキュラム・マネジメントに取り組みたいが、うまく学科内での合意形成を図ったうえで、取り組みを進めていくイメージが湧かない。
6.中退予防に取り組みたいと考えているが、有効な打開策がなく、いったいどのように取り組めば結果につながるのか、まだよくわからない。
7.入学生の目的意識および学力が、縦に開いていて、授業の運営が大変。結果として中退にもつながっているものの、どのように手を打っていけばよいのかわからない。
8.奨学金プログラムはあるが、奨学金で意図した層の学生をとれているか、また就職の結果につながっているか、誰も総合的な評価をしていない。
9.教員一人当たりの責任科目数が多く、教員は授業で手いっぱい。その状況において学修支援の充実も必要。あまりに忙しすぎて、落ち着いて戦略を立てる時間を作れない。
10.学内に、教育がうまくいかず、結果として、就職もうまくいかないのは学生の質が悪いからという意見がある一方で、募集の状況を考えるといい学生だけをとるということはできない。